■女子教育■
1870年には、S.R.ブラウンの紹介でアメリカ・オランダ改革教会派遣の
女性宣教師メアリー・キダーがヘボン塾の教師になる。
1871年10月から翌年7月まで、ヘボン夫妻は再び『和英語林集成』第二版作成のため
上海に渡航したので、キダーが教えるヘボン塾女子部は1872年7月、
フェリス・セミナリーとして独立しキダーに委ねられ、
フェリス女学院の源流となっていきました。
沿革
1870年 メアリー・E・キダー、外国人居留地39番のヘボン施療所で授業開始
1875年 山手178番に校舎落成、「フェリス・セミナリー」と名付ける
1889年 校名を「フェリス和英女学校」に変更
1929年1号館は再建。信州産の鉄平石を外壁に用いています。
1941年 戦時下、校名を「横浜山手女学院」に変更(英名表記禁止の為)
1950年 校名を「フェリス女学院」に変更
1965年 4年制の大学が中学高等学校とは別に誕生する
1988年 横浜市泉区緑園にキャンパス開設(山手・緑園の2キャンパス体制に)
2002年 第1期建て替え工事完成(1号館・カイパー講堂)。
*東京竹橋に1872年、官立の女学校が出来る(通称:竹橋女学校)
現在のお茶の水女子大付属中・高の源流
*フェリスは女子学院(千代田区)と並んで日本最古のミッション系女子校です。
*神奈川女子校御三家(フェリス女学院、横浜雙葉、横浜共立学園)は、
すべて山手にある。
旧1号館
1875年に山手の現在地に校舎を建築して移転しましたが、
関東大震災で大きな被害を受け震災後再建の1号館は、
1929(昭和4)年の建設で、信州産の鉄平石を外壁に
用いています。 この鉄平石は、関東大震災で倒壊した
校舎を建て直した際、生徒から集めた一銭募金で
賄われたものでした。
こうした重厚な外壁と校庭に植えられたヒマラヤスギの
緑が美しい調和をもっていました。
2002年に建て替えられた1号館
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フェリス女学院中学校・高等学校
「フェリス女学院」、メアリー・キダーによって
1870(明治3)年に設立された、
日本で最初の私立女学校です。
フェリスの校名は、キダーを派遣した
アメリカ改革派外国伝道協会の
フェリス博士にちなんだものです
創設者:ギダー
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