鎌倉天園ハイキング

鎌倉の丘陵地帯は別名鎌倉アルプスと呼ばれ、これを東から北へ歩くハイキングコースを
天園ハイキングコースと言います。アルプスと言っても、標高159mの大平山を中心とした、
高低差の少ない、4km足らずの山道を歩くハイキングです。
所要時間はゆっくり歩いて2時間くらいです。
途中でゆっくりと見物するのだったら、もう少し時間を見た方がいいですよ。
2003-2撮影
メニュ−ヘ
    
  ▲横須賀線-北鎌倉駅
ハイキング仲間との今年最初のハイキング。
集合時間にまだ時間があるため、北鎌倉駅のすぐ隣に
ある円覚寺を散策しました。
 

▲円覚寺正門
  
▲円覚寺の茶屋から東慶寺を望む
東慶寺
明治35年、男僧寺に改められたが、
かつては尼寺として栄え、寺内に駆け込んだ女性は
3年間修行すれば夫と離縁することができた。
そのため縁切り寺″駆け込み寺″の名でも
知られています。
明月院
境内に多くのアジサイが植えられ、アジサイ寺と
呼ばれています。 北条時頼の建てた最明寺跡に、
子の時宗が禅興寺を建立。明月院はこの塔頭として
室町時代、関東管領上杉憲方によって建てられました。

▲明月院
 
▲コ−スの途中では団地のすぐを通る
コ−スの西側は住宅地が迫り、遠くには
横浜ランドマ−クタワ−も見えます。
十王岩の展望台
この展望台からは鎌倉市街や材木座海岸が見渡せます。
また台湾リスがたくさんいて、この日も目の前で
木を揺さぶり鳴いている姿を見かけました。

展望台より鎌倉市内、材木座海岸を
 
 ▲展望台より覚園寺を。 。

台湾リスは名前のとおり、本来は台湾南部に生息するリスだ
が、伊豆大島で飼育されていたものの一部が江の島植物園
に持ち込まれ、そこから逃げ出したものが藤沢市南部や鎌倉
市で野生化したといわれています。


途中、けもの道のような所もあります
     
十王岩を後に、山道に入ります。
大平山山頂
標高157メートルで、この辺で最も標高の高いポイントです。
周囲に背の高めな草木が多く、左手は鎌倉カントリークラブ
のコースになっているため、自然の景観という点では、
コース内の他のポイントに劣ります。

▲大平山の岩場。

鎌倉カントリーのクラブハウス

鎌倉カントリーのコ−ス
ゴルフ好きの人は思わず立ち止まって、眺めるようですよ。
天園峠の茶屋
天園は別名、「六国峠」ともいいます。
武蔵、相模、上総、下総、伊豆、駿河が
望めたことからその名がついたそうです。
天園の茶店でジュースやカンビールを
買って一休み、おでんや甘酒はうまい。
(注:休憩だけでは、中に入れません。)

天気のいい日は、伊豆半島の天城山。
日によっては富士山も姿を現します。
この日は霞んでいて見えませんでした。残念。
瑞泉寺
開基は夢窓疎石で、1327年に創建されました。
「花の寺」とも呼ばれ、春先には梅やボケなどが咲き乱れ、
訪れる人々を楽しませてくれます。


 ▲瑞泉寺の入口
境内を埋める約3,000 株の日本ズイセンとウメの花は
見事です。 また、水戸黄門光圀公のお手植えと
伝えられるフユザクラとオウバイは市の天然記念物に
指定されています。

  瑞泉寺本堂横の梅園

  ▲瑞泉寺内.夢想礎石作の庭園
正面に山肌をくり抜いて作った大きな洞穴に、
自然の岩を利用してつくられた滝や池が配置され、
その中に水仙が調和しておりました。
鎌倉宮
明治2年(1869年)、明治天皇によって創建されました。
後醍醐天皇の第三皇子大塔宮護良親王(1308〜1335)が
祀られています。
四季折々に咲く花も見事で、境内の景色と相まって、
独特の情緒を醸し出しています。
境内にある「オガタマ」の木は、市指定の天然記念物です。

今回のハイキングはここにお参りして
解散しました。
 
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