小山田緑地は東京町田市下小山田町の丘陵地帯の一部を公園としたもので、都立の公園として
1990年(平成2年)6月に開園しました。広場や雑木林、池などからなる本園と、本園の北部に点在する
分園から構成されています。小山田に残された多摩丘陵の自然を緑地として保全しようという目的のために作られ、
自然を満喫して散策を楽しむのには絶好の場所です。
コ−ス
小田急多摩線唐木田駅→小山田緑地入口→山中分園東京国際カントリ→ゴルフ場横→トンボ池→アサザ池→
つり橋-本園北口→小山田の道→芝生運動広場→下池→小山田の谷→小野路バス停→小田急鶴川駅


小田急多摩線の唐木田駅

小山田緑地の唐木田コ−スの出発点です。
快晴で絶好のハイキング日和ですが、気温が4月にしては真
夏並に上がるとの予報が。

唐木田駅から10分ほどで、小山田緑地・
山中分園の入口に到着。ここから「よこやまの道」
坂を登り始めると左手に東京国際カントリ−が
見えてきました。
随所に、このような説明板も置かれてます。
丘陵の尾根には色んな花が咲きますが、この日は
スミレ、タンポポなどが咲いてました。

標識も充実してます。
登り初めて右手には谷戸が見え始め、農作業に
励まれる農家の人を見かけました。

「よこやまの道」を少し入ると、新緑の生い茂る林の中に
入ります。鳥のさえずりも聞けて、気持ちのいい道でし
た。

途中で見かけた若芽です。
(サクランボ、イヌサクラ、ホウ、マツボックリ)
東京国際カントリ−の脇に散策コ−スが。
へぼゴルファ−にご注意を(失礼!)
斜面に点在する畑や農家といった多摩丘陵の
原風景が眺められます。

ハナミズキ
 
緑地内の沼地や池の周りは木道も整備されていて
歩きやすい。

トンボ池
 丘陵からのわき水を利用してトンボ池が作られ
初夏にはいろいろなトンボたちが産卵にやってきます。
池から上流部に向かうと、すすきの原の中、
なだらかな流れの上に木道が架けられています。
アサザ池
梅木窪分園の象徴ともいえるアサザ池は、まわりの谷戸の風景が四季を通して楽しめます。 
 トンボ池同様、わき水が作る池です。初夏には水草の「あさざ」が水面に浮かせて咲きます。

途中竹林もあり、タケノコも顔を出していました。
ただここでは採取禁止なのでご注意。
つり橋
 梅木窪分園の散策路は杉木立や雑木林の中を抜けて行きます。途中、通称うさぎ谷に
差しかかるとつり橋が現れます。このつり橋を渡ると、小山田緑地本園入口となります。 
小山田緑地本園入口

小山田緑地本園は下小山田町の中央あたりにほぼ円形
に近く広がっており、その北側を抜ける狭い道路に面して
メインの入口と管理事務所が置かれています。管理事務
所脇の入口の坂道です。
運動広場(馬場窪)

 みはらし広場からなだらかな斜面で続いている緑
に囲まれた明るい窪地が運動広場です。
12世紀頃の「小山田の牧」という馬の牧場の
一つといわれており、窪地全体がその遺構と
考えられているため地形が保存されています。

 
広場の東側には雑木の林の中を尾根道が辿っています。散策路はかつての古道の名残なのか
舗装されずに古来の面影を残しています。木漏れ日も美しく、野鳥の声も聞こえてのどかな散策が楽しめます。
池は湧き水と雨水とを集めたもので、さまざまな水辺の生き物や植物を見ることができます。
手で簡単にオタマジャクシをすくい上げることができるようで、遠足の小学生達が捕ってました。
本園東側部分は雑木林に囲まれた谷戸部となっていて、
「小山田の谷」と名付けられています。
この辺の多くの谷戸からの湧き水が集まって
鶴見川源流域となっています。
旧小野路宿のあった近くに、バス停があります。その脇に野菜などの直販所が。
今が旬のタケノコをお土産に買いました。
初夏を思わせる、暑さの中のハイキングも終わり、
あとはバスで帰途に。
来た時とは、反対側の小田急小田原線鶴川駅へ。
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